初夏の井原山

 コバノミツバツツジ鑑賞の喧噪さが過ぎて1か月半程になりヤマツツジを観に井原山へ出かける。

 この時期は意外と登山者が少ないうえ平日の登山とあって10時前に水無登山口に着くと車が1台も無い。

 水無谷に入ると山野草の花はほとんど見当たらず心を和ませてくれるのはヤマアジサイ・ヤマボウシのみで自然と歩行も速くなる。水無谷から急登に入り縦走路手前まで近づくと一株のヤマツツジが出迎えてくれた。ここでカメラを取り出し撮影する。この北斜面の日陰で見頃を迎えているため山頂付近の開花状況が気になる。

 縦走路に着くとヤマツツジは満開の状態となっている。また登山道は満開を過ぎたネジキの白い花が落ちて薄化粧をしている。縦走路を山頂へ向かっていると山頂から大勢の子どもの声が聞こえてきた。静かな山頂を期待していたが山頂に着くと遠足で来た子ども達で埋め尽くされている。休憩場所を確保して暫く撮影を行なう。山頂は、オレンジ色のヤマツツジと白いヤマボウシが仲良く咲いていて見応えある風景となっている。ピンク一色のコバノミツバツツジの春も良いがこの時期もそれに引けを取らないと思う。一とおり撮影を終えて元気な子どもの声と別れて時計回りで水無登山口へ下山する。今日はたまたま梅雨の晴れ間に登山が出来た上、良い光景に巡り合えて楽しい一日となった。

 夜は、「のぼろ」の打ち上げで山の話で盛り上がり時が経つのを忘れてしまった。しかし「のぼろ」が何故「noboro」になったのかな~。前の方が良かった!!

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