天狗ヶ城朝駆け

【今日のコース】

牧ノ戸登山口(3:45)~沓掛山~扇ヶ鼻分岐~西千里ヶ浜~久住分れ~御池~天狗ヶ城~池の小屋~御池~久住分れ~星生崎~星生山~扇ヶ鼻分岐~沓掛山~牧ノ戸登山口(13:42) 《行動時間》約10時間

 

 先週のくじゅう行きは大雪で都市高速および九州道が通行止めになり楽しみにしていたくじゅうの雪景色を見ることが出来なかった。元々2週続けてくじゅう行きを計画していたため、天狗ヶ城に朝駆けを行なう。金曜日に仕事を終え帰宅して夕食を摂った後、九重ヒュッテに向かう。

 21時30分過ぎにヒュッテに到着。雪景色を少し期待していたがくじゅうのライブカメラで確認していたとおり殆ど雪が無い。一昨日の大雨で雪が解けてしまったとのこと。残念!早速、温泉で体を温め22時30分に就寝し2時30分起床。身支度を整え牧ノ戸登山口に向かう。駐車場に着くと数台車が止まっている。気温は0℃で風が強いが空を見上げると満天の星が輝いている。

 3時45分、登山開始。登山道に入ると雪解け水が凍って滑るため軽アイゼンを着ける。月を見ると下弦の月に入り丁度半月になっている。月明かりは結構明るく遠くの山並みがハッキリ見える。扇ヶ鼻分岐を1時間強で通過。登山道の前後を見てもヘッドライトの明かりが全く見えない。流石に先週大雪の中朝駆けした人たちは今日登るはずが無いと変に納得する。星生崎直下に到着し星空を見上げると思ったとおり北斗七星が待っていてくれた。ここでカメラを取り出し暫く撮影を楽しむが日の出の時間が迫ってきたため天狗ヶ城へ足を向ける。久住分れに着くと北西の風が強く歩くのに苦労する。天狗ヶ城の急登に入ると台風並みの風で体が吹き飛ばされそうになる。何とか6時30分過ぎに天狗ヶ城に登頂。廻りの山頂をぐるっと見渡すが久住山・中岳・稲星山には誰も登山者が居ない様だ。西の星生山を見ると2名人の姿が見える。今日のここからの日の出はダイヤモンド中岳の予定だ。撮影場所を探すが中々良い場所が見つからず北斜面へ少し下りた所に残雪が残っていたためここに決める。三脚をセットするが強風で安定しないため、左手で三脚を抑えながらの撮影となった。撮影に満足し落ち着いたところで池の小屋に向かう。小屋に着いてまず神棚にお神酒をあげくじゅうの神様に手を合わせる。食事を済ませ一部氷が解けた御池で写真撮影を楽しむ。ここでやっと登山者が数名登って来た。その登山者と入れ替わる様に星生山へ向かう。星生崎に上がりここでまた撮影タイムを取る。今日は独りでのんびり登山のため時間をかけてくじゅうを楽しむ。星生山に今年初めて登頂。記念撮影を済ませ久し振りに西尾根を下る。扇ヶ鼻分岐を過ぎ登山道はいつもの様にどろどろの田んぼ状態で嫌な思いをしながら無事下山した。行動時間は、約10時間でゆったり登山となった。

 九重ヒュッテに戻り登山道具を置いて、今日2番目の目的である近くの林の中に入り氷の撮影を楽しんだ。氷の撮影を終え、久し振りに1時間程度温泉に浸かり体を癒して夜は早めの宴会となり美味しい料理と山の話で盛り上がり楽しい一夜になった。

星生崎と北斗七星(月明かりの中、撮影)

日の出前

朝日を浴びる星生山

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