初冬のくじゅう

 今年は12月に入ってもくじゅうに雪が降らない。とは言え今月もくじゅうに足を向ける。9日金曜日に出発するつもりが色々と事情が重なり10日の午後に家を出る。15時過ぎにくじゅうヒュッテに到着。日の入りまで少し時間があるため、急いで男池に散歩を兼ねてキノコ採りに出かける。山に入ると広葉樹は全て葉が落ち登山道は落ち葉で埋め尽くされている。かくし水まで往復し1時間30分程度の山歩きを楽しんだ。流石にキノコはほとんど採れなかったがクリタケの存在感が光った。

 夕食は忘年会となり翌日の朝駆けを諦める。…が早めに就寝し、3時に起床し部屋の窓から空を見上げると薄雲で覆われ星が全く見えない。そこで朝まで二度寝となる。日の出前に起床し、三俣山を眺めると山頂付近は雲で隠れて見えない。日の出が近づくと山頂付近の雲は薄くなり朝焼けとなった。朝駆けをしなかったことを少し悔やむ。そこでヒュッテから朝の風景写真撮影を行なう。くじゅうに訪れる様になって30年以上になるが初めて目立たない泉水山の朝焼けの写真を撮る。

 朝食が済み、柿狩りにうきは市へ向かう。ここは山仲間の柿畑で現地に着くと廻りの柿畑の柿は既に全て無くなっている。我々の為に残していてくれた柿を思う存分収穫して帰路についた。